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2020.2.20(木)

日本ロジスティクス協会 他
国際物流総合展2020 -INNOVATION EXPO- 開催

トヨタL&FブースAir−T実演
ホクショーブースAGVと垂直搬送機の連動
スギヤスブース
をくだや技研アグリシリーズ
岐阜プラスチック工業超薄パレット
日本ロジスティクス協会と日本能率協会、他関連5団体主催の「国際物流総合展2020 -INNOVATION EXPO-」が19日から東京ビッグサイトで開催された。従来、「国際物流総合展」は、国内最大の物流専門展示会として2年に1度の秋に開催されていたが、来場者から「毎年、物流の最新ソリューションを見たい!知りたい!」という要望が多数あり、これに応える形で今回「-INNOVATION EXPO-」と銘打ち、スピンオフ版の展示会として出展者200社以上の規模で開催された。

折からの新型肺炎の市中感染への懸念から来場者数減も危惧されたが初日の19日から多くの来場者が訪れ最新の物流ソリューションを参観し、活発な商談が行われた。さらに同時開催カンファレンスの「ロジスティクスイノベーションフォーラム」でも最新の物流ソリューションに関する情報発信が行われ、「Society5・0の実現に向けたロジスティクスの重要性」をテーマにした初日のフォーラムではトヨタ自動車ITS・コネクテッド統括部部長山本昭雄氏による「Society5・0時代に向けた自動車業界の課題とトヨタの取組みについて-トヨタのコネクティッド&MaaSの活動-」には多くの聴講者が訪れた。

今展は「労働力不足」をテーマとしたこともあり、多くの出展者が労働力不足解消のための自動化、省力化につながる物流ソリューション、特にAGV(無人搬送車)とピッキング作業や垂直搬送機との連動などの物流ソリューション提案が目立った。フォークリフトのトップメーカー・トヨタL&Fのブースでは従来のようなフォークリフトの実機展示は行われず、ピッキング作業者を追尾しながら移動する自律モバイルロボット「AiR-T(エアー・ティー)」や3Dカメラ・レーザーで周囲の障害物やレイアウトを認識し、ガイドテープなしに自律的に状況判断して自動走行するSLAM式AGV「キーカート」の実演が注目を集めた他、DMG森精機伊賀事業所グローバルパーツセンターで採用されている各種自動倉庫による物流ソリューションの実例などを映像で展示するなど物流ソリューション提案の総合力をアピールした。ホクショーのブースでは、保管用ラックやパレットを載せて自動搬送するリフトアップ式AGV「HART」を用いたピッキングと主力製品の垂直搬送装置の連動が実演された。

また人手不足に伴う物流現場で従事する労働者の多様化を背景にして、アシスト機構を施した台車やハンドパレットなど重筋作業の軽減につながる省力化提案なども行われた。ビシャモンブランドのハンドパレットで知られるスギヤスのブースでは「作業時の筋トレ止めませんか」という横断幕を掲げ、半自動型電動運搬走行車デリバリーハンドの新製品「ABM15」の実演をはじめとして省力化機構を施した各種物流機器をPRした。をくだや技研のブースでは、ハンドルを押す、引くだけでアシスト機能が働きわずかな力で動かせるアシスト式手押し台車「PUSH台車」や凸凹や段差のある地面でも楽に動かせる農業用の「アグリシリーズ」(参考出品)が目を引いた。他では岐阜プラスチック工業が今展で初披露した重量5・8kgの超薄型のワンウェイパレット「JL-S2・1111E」も注目を集めた。

これらの他にもミニステージセミナー、特別展示目からウロコの「からくり改善」、出展者プレゼンテーションセミナーなどのイベントも行われ、それぞれ多くの聴講者が訪れれた。会期は21日まで。

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