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2020.1.22(水)

ノーリツ
太田名誉会長死去。「お風呂は人を幸せにする」

ノーリツ(社長國井総一郎氏)の名誉会長で創業者の太田敏郎(おおた・としろう)氏が1月15日、肺炎で死去。92歳。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女高橋順子(たかはし・のぶこ)さん。連絡先は同社総務法務部(078-391-3361)。近くお別れの会を開く。

兵庫県姫路市出身。海軍兵学校時代、厳しい訓練後に許されたわずかな時間の入浴が凍りついた身体を温め、心を癒した経験が、同社創業の原点「お風呂は人を幸せにする」という言葉に結びついている。

1951年にノーリツの前身である能率風呂工業(株)を設立。五右衛門風呂時代に上下均等に風呂が沸く「能率風呂」の特許を譲り受け、同製品の製造・販売・施工で全国に特約店網を構築した。

薪、石炭からガスにエネルギー転換するなか、62年に開発した総アルミ製のガス風呂釜「GS-1」が大ヒット。80年代にはシステムキッチンや洗面化粧台など住宅設備に事業領域を拡大しながら、中国や米国など海外進出も積極的に進め、ノーリツをガス・石油給湯機器の国内トップメーカーに育てた。

本業の傍ら、阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂と都市復興を願う光の祭典「神戸ルミナリエ」では、神戸商工会議所の副会頭として95年の第1回からイベントの継続を提唱し、資金集めに奔走。地元の冬の風物詩として定着させることに貢献し、周囲からは“ルミナリエおじさん”と慕われた。

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