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2020.1.21(火)

機械工具業界1分インタビュー
2020 FA業界今年の展望

エグロ 佐藤取締役(向って右側)
○エグロ(佐藤治 取締役FA推進室長)=当社は20年前からロボットシステムを提案してきた「機・ロボ一体」のパイオニア。さらなる提案を進める。

最近、現場では機械を使いこなせる人が減ってきている。メーカーとしては段取りから加工完結まで機械を導入すればそれで済む様な提案が必要になっている。

10年後の工作機械と言っても基本の期は一緒。搬送や、測定など変化する付帯設備をどう取り入れ、機械を深化させるかがカギ。
ブラザー 星真執行役員
○ブラザー(星真 産業機器執行役員)=10年後の産業機器の販売目標として1千億円を掲げている。18年にはEMS以外で400億円を売り上げた。10年後にはその分野で800億円、新規分野で200億円の1千億円を目指す。

当社の機械は量産現場での高生産性が評価されている。その優位性をさらに進めるとともに、一昨年発表した高剛性マシンFシリーズや複合加工機MXシリーズなど多様な加工に応える製品を開発してゆく。
高松機械 社長
○高松機械工業(高松宗一郎社長)=昨年は半ばから受注が減少したが、今年は回復予想。お陰で1年以上だった納期も3〜4か月にまで短縮(ターンキーは半年)、お客様にご迷惑をおかけするのが減った。

昨年に次世代型旋盤XV-3シリーズを発表、今年はチャックサイズも含めたシリーズ拡充も進める。またJIMTOFまでにはさらに2〜3機種の新型機を開発する。
○豊和工業(塚本高広社長)=現場での生産技術力が低下する中、メーカーがロボット、測定、洗浄など機械プラスαも含めた提案をすすめ、材料を入れれば完成品ができてくるシステムを提供する必要がある。いわばIoT、AI等のデジタル活用も含めたスマートファクトリーの構築。

社内にショールーム開設を進めており、今春に完成。機械だけでなく弊社が提案する全商品をアピールする場としたい。
機械とは関係ないが、先頃の防衛省における次期小銃の採用で弊社の提案した小銃が採用された。豊和で考え製造したもので、加工技術の高さも評価されたと思う。
オークマ 花木会長
○オークマ(花木義麿取会長)=10年後には自分で考え、動く機械が増える。図面、材料を入れれば機械が加工方法や工具も選択、完成品を生み出すマシン。AIが各種診断も行い、デジタルインで自己変革機能を追求できるマシンが出てくる。

先ごろ発表した門型マシニングにも、恒温設備無しで熱処理から、計測、補修までも行える機能を搭載した。
また昔からの課題である切粉処理なども最適な処理方法を対案してゆきたい。
キタムラ機械 北村社長
○キタムラ機械(北村彰浩社長)=AIがマシニングセンタを運転し、自動且つ最適条件で加工を行う「オート・パート・プロデューサー」を広める。

CADデータを弊社NC装置に読み込ませると、AIが自動的ない解析、CAMなしで5軸加工などプログラムの難しい加工を行うもの。中小の5軸プログラマーのいないところでも、加工ができる。カメラで撮った画像データからでも加工が可能で、今後は加工の精度を高めてゆく。
東陽 羽賀社長
○東陽(羽賀象二郎社長)=自動車関連は、ここしばらくは厳しいと予想。変速機関連の大手は動きがなく、制御関連の大手も4月以降、設備需要が出そうだが、量は期待できない。

EV化が進む中でのメインと期待されるEアクセルなどの採用が増えれば、と期待。
今年は1600年の関ヶ原と同じ甲子の年。大きく方向性が定まってくるかもしれない。間違った手配をしないよう、熟慮且つ迅速な動きで進みたい。
イワタツール 岩田社長
○イワタツール(岩田昌尚社長)=マスカスタマイゼーションはますます広がる。顧客に合う特殊工具を如何に短納期で提供できるかがキー。それに応える社内インフラもできてきた。6月にはタイ工場が完成予定で、設計から生産設備も充実する。

社内では研究、開発、設計を明確化。研究はゼロからの発想を進め、開発は目標を立て商品の形などを明確化する。設計では持っている技術などを組合せ、ユーザーに合う商品を提供する。タイ工場にもこれまでの本社にあった設計力を移し、高精度の製品を早く作る環境ができるようになる。

10年後のニュー工具だが、トグロンドリルができてほぼ15年。次のフラッグシップ的な製品を出したい。今年3月にも新製品を発表予定。期待していただきたい。
エヌティーツール 成澤専務
○エヌティーツール(成澤保廣専務)=機械メーカーなどと共同で、一発段取、一発寸法出しができるターニング用ツーリングを開発中。プリセッタも工具を外す→洗浄→次の工具をセット→チャッキングまでのシステム化した商品を近々出したい。

10年後の製品はやはりマスカスタマイズされた商品、客目線、客の価値観を満足させるものとなろう。これまでのホルダ単独の評価から、客のメリットを明確化するものが求められる。

今年新工場を建設。それに伴いショールームも拡充。またユーザーの具体的な要求に応えられるよう加工機、試験機も多数導入、各種試験を社内で実施中。
二村機器 二村忠宏社長
○二村機器(二村忠宏社長)=景況は厳しいところだが、今年は無人化、省人化に適した回転センターの提案に取り組んでいく。忙しくない時期の受注は既存機種の取り替え需要によるものが多いが、この際にユーザーの困りごとを的確に聞き、ユーザーの使用状況により適したセンターを提案するなど提案の質を高めておきたい。

そうすることで、景気は現在が底と考え夏ごろから復調してくると期待しているが忙しくなってきた時に取りこぼしの無く提案できるようにしていきたい。

また、昨年のMECTで参考出品した傘型ローリングセンターは12月のJIMTOFには製品化して披露したい。今年はこれらに取り組み、来春の新工場稼働を迎えたい。

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