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2020.1.8(水)

伊東電機
“動く畑”でイチゴを兵庫県の名産品に

協定を締結し握手する
伊東電機の伊東一夫会長(中央左)と
兵庫県の水埜浩政策創生部長(同右)
伊東電機(兵庫県加西市、社長伊東徹弥氏)は、このほど取組みを開始した新事業「CCV(人のつながりを創る地域創生事業)」の一環として、昨年12月12日に兵庫県と連携協定を締結。得意とする自動搬送技術を活用した“動く畑”で県が開発した新種のイチゴの量産化に乗り出した。「名産品に育てることで、地域の活性化や雇用創出に貢献したい」(伊東一夫会長)としている。

同社は17年から1社単独での植物工場事業をスタート。LEDや空調設備等で四季や昼夜の環境を人工的につくりだし、1メートル四方程度のトレイが“動く畑”となって苗を自動的に最適な空間に移動させるシステムを開発した。極力狭い空間で栽培するため、エネルギーコストを大幅に削減できるという。

この仕組みを利用した植物工場が兵庫県養父市ですでに稼働しており、レタス等を生産。新たな農業コミュニティをつくり、農業再生と新ビジネスモデルの創出に取り組んでいる。

さらに同日、県下の加西市(22年度完成予定)および宍粟市(23年度完成予定)にイチゴの地下植物工場を新たに建設すると発表。加西市の工場は研究開発と試作、宍粟市の工場は量産工場と位置づけ、ブランドイチゴとして全国販売をめざす。

これと並行して同朝来市では、多方面の人が集まって技術開発や地域創生のイノベーションを起こす拠点づくりが進行中。23年前から伊東会長が中心となって手掛けているという老朽化した別荘のリノベーションがまもなく完成する予定だ。「まずは関係4市長にお集まりいただき、懇話会を開きたい」と伊東会長は抱負を語った。

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