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2019.12.25(水)

前田バルブ工業
住宅用スプリンクラーシステム 耐震評価試験実施。耐震評価を検証

評価試験の模様
試験時のスプリンクラーヘッド付近の様子
関係者集合写真
前田バルブ工業(本社・名古屋市港区船見町29-1、社長前田康雄氏、TEL:052-618-3800)の住宅用スプリンクラーシステムの耐震評価試験がこのほど、茨城県つくば市の防災科学技術研究所(NIED)の大型耐震実験施設で行われた。名古屋大学、北海道大学を中心とした大学側と製造者との産学共同研究で、プレハブメーカーの耐震評価とともに室内に設置した住宅用スプリンクラーシステムの耐震評価を検証した。

試験は一般住宅とグループホームなど特定施設を想定して行われ、一般住宅用試験では主に木材への固定を行い、特定施設用試験では主に軽天への固定を行った。配管は最もニーズの高い架橋ポリエチレン管を使用した。試験内容は、配管内に1メガパスカルの水圧をかけ阪神淡路大震災級の震度を2度にわたって加振、同じ建物を縦方向と横方向に2棟設置し加振した。大きな変形を受けた建物の各所には破損・変形が見られたものの、住宅用スプリンクラーシステムには異常は見られなかった。耐震評価試験には総務省消防庁や消防防災科学センターの視察もあり、住宅用スプリンクラーへの高い関心を示した。今回の試験では室内の住宅用スプリンクラーシステムの耐震性は認められたが、建物屋外の配管評価を行っていないため、来年度も引き続き共同研究を進めることとなっている。耐震評価試験の内容は来年9月に行われる日本建築学会年次大会で前田バルブ工業が発表する。

このプロジェクトの責任者である前田バルブ工業の前田崇統専務は「これらの研究をもって、実火災の確実な初期消火を行うために耐震課題を発見し技術力や製品力の向上を図っていきたい。」と話した。

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