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2019.11.8(金)

ユキワ精工
第45回全国ユキワ会総会 開催

ユキワ精工(社長酒巻弘和氏)は11月6日、名古屋プリンスホテルで「第45回 全国ユキワ会総会」を開催。第44期全国ユキワ会決算報告ならびに第45期予算案を全会一致で承認した。また、役員改選では、会長に七里俊雄氏(七里商店)、副会長に出石 篤氏(IZUSHI)、関東地区幹事兼監査役に柏木秀太氏(柏木工機)、中部地区幹事に安藤仁志氏(安藤)、関西地区幹事に衣斐 誠氏(丸一切削工具)、北陸地区幹事に七里俊雄氏(七里商店)の就任を承認した。
総会に先立ち山森哲朗会長(ヤマモリ)は、「米中や中東問題、イギリスのEU離脱など世の中の動きが激しく、これに対応するのが難しい時代になっている。ユキワ精工様は常に良い製品を造られている。われわれはそれをお客様にしっかり伝えることが大事だと思う。ツーリング業界も熾烈な競争時代を迎えている。皆様と一緒にユキワ精工様の優れた製品を販売するために努力していきたい」とあいさつした。

続いて、ユキワ精工の酒巻弘和社長が販売状況と同社の取り組みを報告。
2018年度の国内販売ついてはここ数年ほぼ横ばいに推移していたが、昨年度は国内販売がプラスとなった。販売製品としてはダイレクトドライブモータ駆動や小型の傾斜5軸ロータリーテーブルの販売が増加したほか、カスタマイズの特別仕様が増加した。

また、ツールホルダーは品質が勝負。同社の製品は加工ワークの品質が向上するほか、サイクルタイムを短縮できるなど、ユーザーの評価が評判を呼び利用者が増え続けている。

さらにコレットチャックは、自動車以外の業界の引き合いが増え、安定した販売を継続。ドリルチャックも、工業用のドリルチャックを中心に底堅い販売を維持した。

酒巻社長は今後について、「ツールホルダーやコレットチャックの販売を進めることで国内販売を拡大していきたい」と強調した。

一方、輸出についてはロータリーテーブル、ツールホルダー、電動工具業界向けのドリルチャックをメインに販売。直近ではIT産業向けのロータリーテーブルの依存度が高かったが、昨年度以降は引き合いが減少。自動車産業向けも米中貿易摩擦等の影響もあり減速した。

酒巻社長は、「早く世界経済が回復することを期待するとともに、地道な営業活動を通して製品のPRを行っていく」と宣言した。

さらに社内の取り組みにも言及し、「現在グループ総数237名が業務に就いているが、人材不足、働き方改革等の中で成果を上げなければならない状況にある」と指摘。工場の取り組みとして、機械搬入作業のロボット化やIoTを含めた付加価値の高い自動化を図ることを報告した。

このほか、国家技能検定の資格取得者を増やすため取り組みや、現場のレベルアップを図り、製品品質の向上を目ざすほか、5S活動を見直し、製造現場をショールーム化していくことを強調した。

酒巻社長は、「まだ先が予測できない状況だが、製品開発、人材育成、現場力の向上を図りながら変化に対応していきたい。そしてメーカーとしてお客様に満足していただける製品を提供したい」と出席者に更なる協力を要請した。

役員改選で新会長に就任した七里商店の七里俊雄氏は、「われわれの業界の7〜8割が景気減速を感じている。われわれの仕事に秘策など無い。酒巻社長様が言うように、愚直に地道にスピード感を持ってやるべきことをやらなければならない。ユキワ精工様のような良い製品を造ってくれるメーカーさんと一緒に組んでやっていくことが今後われわれの生きる道ではないかと思っている」とあいさつした。

総会ではユキワ精工取締役技術部長の酒巻孝次氏により、新製品のブラザー工業製マシニングセンタSPEEDIO専用のダイレクトドライブCNC傾斜円テーブル「DTD170-BCM/BPC」をはじめ、薄型ダイレクトドライブ円テーブル「DTD170」、サイドテーブル「STT135D」、テーブルφ200CNC傾斜2連円テーブル「TNT200R-M2」が紹介されたほか、速くキレイに切れるECOなホルダ「グリーンG1チャック」にBBT40/50、HSK63Aを新たに追加したことを報告した。

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