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2019.11.8(金)

MECT2019
MECTに見る各社の自動化、IoT、AI技術

オークマ STANDROID
FUJI
エグロ
西島
ジェイテクト
エンシュウ
豊和工業
ブラザー工業
今年の最大規模のFA展MECT2019が10月23日から26日の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催され、新たな技術や加工法の提案などを行い、注目を集めた。その中で、特に目を引いたのが人手不足対応や生産効率アップをもとめるロボットをはじめとする自動化装置、IoT、AI技術。各社の対応を覗いてみた。

▽オークマ=提案するのは、簡単操作、導入即稼働などの次世代ロボットシステム「ARMROID」、「STANDROID」。

「機械の高精度化、高速化、高信頼性などはさらにアップさせ、+知能化技術、AI技術などで生産停止を起こさない無人化システムを提案」。「ロボットのプログラミングを簡単化し、簡単導入につなげるのはOSPとマシンを作る機電一体メーカーだからこそ」。

「STANDROID」は生産に合わせ、パッケージでシステム導入できる一体型のロボットセル。ロボットの動作プログラムはガイダンスに従って始点・終点を入力するだけで、ぶつからない最適動作経路を自動生成。最短1日で自動化システムを構築する。

「ARMROID」は、スマートマシンの加工室内に内蔵される超融合内臓ロボット。ティーチングが容易で工作機械と同じ操作感で操作できる。

「これからは人とロボットの作業シェアが一層進み、ロボットが人の作業を減らし、人は改善や生産性向上のロジックを考えるなど、生産効率のアップと働き方改革の実現を目指したい」。

▽FUJI=トータルサイクルタイムを15%短縮やHMI改良による操作性向上、IoTシステムに簡単接続など機能を大幅に向上させた2スピンドル旋盤「CSD300U」に10kgの可搬能力を持つ新形小型多関節ロボット「SmartWing」、カメラセンサーを装備し、ランダムな搬送を提案した。

▽エグロ=同社は20年前から他メーカーに先駆け、ロボットシステムを提案する「機・ロボ一体」のパイオニア。今回もロボット付きNC旋盤システム2台とスピンドルの回転を止めずにワーク交換する同期ローダーを搭載したシステム1台を展示していた。

また、展示したロボットはGコードで動作でき、エンジニアのいないユーザーでも簡単に導入できる。

▽西島=CNC全自動超硬丸鋸切断機とロボットを含めた自動化を提案していた。
 これまでもロボットによる搬送システムを多数納入してきたが、今回は自動化のネックとなっていた鋸刃の交換も刃先交換用アームでロボットが自動交換、交換サイクルタイムも従来の半分の1分半を実現。フランジなどに付着した切粉も自動で排除する。

▽ジェイテクト=アドオン・コストミニマムで設備と人作業をマネジメントする「稼働アップNAVI」によるスモールスタートから、リアルタイムに出来高管理・最適な作業指示を行う「稼働率アップNAVIPlus」、人とチームの成長をマネジメントする「スキルアップNAVI」、工場全体をマネジメントする「稼働アップNAVI Pro」など多様な管理ができるJTECT IoEソリューションをアピール。

▽エンシュウ=マシニングセンタに内蔵できる自動搬送装置「E‐Loader」による自動化を提案。搬送装置をコンパクト化しマシニングセンタに内蔵することにより、手作業によるワーク移動と同等の設置スペースで、工場の省力化に貢献できる。

同装置は主軸の左右移動を利用するため構造がシンプル、マシニングセンタのNCでローダーの操作ができるため扱いやすく、生産立ち上げに要する時間も短縮可能だ。

▽豊和工業=スマートファクトリーへの提案として、高速MCにHowaオリジナルビルトインローダーを搭載し高速搬送を行い、更にHowa‐SIerがワークの投入、ゲージ/画像処理工程を自動化、IoTシステムと連携したワークのトレーサビリティーまでを行うシステムを出展した。

「工程集約、工程分割など様々な加工形態があるが、専用機で培ったワークに最適な加工提案でユーザーにベストマッチする省人化システムを提供していく」。

このほか、ロボットと融合させた旋削作業の自動化に欠かせないAJCなども出展。

▽ブラザー工業=ローディングシステム「BV7‐870」を2台のMCに搭載、自動化や多彩なソリューション対応を提案。BV7870は搬送に特化した省人化システム。機能を加工部品の着脱に特化することでコストを抑え、SPEEDIO本体に設置した状態で納品する専用設計で、設定、操作がシンプルに行え、導入・即稼働が可能だ。

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