商工経済新聞社 Home 機械新聞はこちら 管材新聞はこちら
Information
2019.11.1(金)

金型工業会 西部支部 型青会
10月17日、中辻金型工業で工場見学会を開催

記念撮影
日本金型工業会 西部支部の若手経営者らで組織する「型青会」(会長清水一蔵氏=福井精機工業社長)は10月17日、第16回会合としてプレス金型メーカーの中辻金型工業(大阪府東大阪市)の工場見学会を開催、12人が参加した。

清水会長は「中辻金型さんは『未常識を常識へ』を経営理念に掲げておられる通り、常に刺激を受ける存在」としたうえで、「高精度加工を機械が自動で行うようになってきており、10年後の金型メーカーは、金型で稼ぐのではなくエンジニアリング能力で稼ぐビジネスモデルに変化していると想像する。そのなかで現場の人も変わらなければならず、今日の見学会でそういったところも刺激を受けていただければと思う」と述べた。

中辻金型工業は昭和49年設立で、現在従業員は25人。13年に立ち上げたホームページが営業力を発揮し、リーマンショック以降の売上高は右肩上がりを継続している。イノベーションを通じて金属加工を最適化する姿勢は創業当初から変わっておらず、顧客の要望に応える形で事業領域を拡張。今では金型づくりだけでなく、溶接など板金加工を含み金型設計から部品の組立てまでの量産も可能で、一貫受注できる体制を整えている。説明に当たった中辻隆専務は、「当社の仕事はものづくり製造業であり、サービス業」と言い切る。

また、製作速度世界一をめざすなかで、この10年は毎年新規設備を導入しながら創意工夫も行い、焼入れ品へのタップ加工など常識を覆す加工方法の開発でリードタイムの大幅な短縮に貢献。

さらに、スピード、コスト面で優れるうえ、従来できなかった金属成形を可能にする3Dプリンタによる樹脂型「デジタルモールド」も開発し、これを用いてコースターなどのオリジナル製品の商品化にもチャレンジ。観光列車の装備品など新しい仕事も舞い込んでいるという。
概要を説明する中辻隆専務 中辻隆専務(左)から
デジタルモールド・プレスの説明を受ける参加者
デジタルモールドの型サンプル 観光列車の装備品に採用された
デジタルモールド・プレスの製作事例

このサイトに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。サイトの著作権は商工経済新聞社に帰属します。