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2019.7.5(金)

日本食品工業会
FOOMA JAPAN2019開催。ロボット・FA関連企業が熱視線

9日から12日の4日間、東京ビッグサイト西展示棟・南展示棟で日本食品工業会(会長海内栄一氏)が主催する「FOOMA JAPAN2019 国際食品工業展」が開催される。開催42回目となる今回は「食の技術のニッポン力(りょく)。」をテーマに掲げている。

農林水産省が昨年11月に発表した【平成30年度】「 第1回食品産業戦略会議食品製造業における労働力不足克服のためのビジョン検討について」によると、食品業界では製造業全体の中でも特に深刻な人手不足を背景に「製造現場における一連の生産ラインにおいては、生産工程のメインとなる機械の「つなぎ部分(保管・搬送・移動)」で、人手をかけて作業を行っていることが意外と多く、こうしたつなぎ部分を自動化できる機器・装置類へのニーズが高くなっている。」と指摘している。このような近年の深刻な人手不足に伴う省人化、自動化ニーズの高まりを受け、ロボット・FA関連企業が食品業界へ熱視線を向けている。本稿では同展に出展するロボットメーカーの注目製品を紹介したい。

デンソーウェーブ 食品用ロボットジャケットオプション
デンソーウェーブ「食品用ロボットジャケット」
デンソーウェーブ(本社・愛知県知多郡阿久比町大字草木字芳池 1、TEL:0569-49-5226)は、スカラロボット「HSRシリーズ」による高速ピッキングなどを実演するほか、標準仕様の産業用ロボットに着用させるだけで使用できる食品用ロボットジャケットを出展する。洗浄が必要な食品製造工程の自動化を手軽に低コストで実現する。

ジャケットはロボットにかぶせて紐で縛って着用させるだけで簡単に着脱が可能。毎回取り外してジャケットのみ洗浄することができる。また専用プレートで架台に固定することも可能で、ロボットにジャケットを着せたまま、霧吹きや濡れ布巾で手入れできる。さらにジャケットの素材は次亜塩素酸など様々な薬品に耐性があり、常に清潔を保って使用できる。加えて、食品用ロボットジャケットの内側から、取付フランジの穴を通してケーブルを配線することができるので、ロボットハンドのケーブル類も収めることができる。

同社の垂直多関節ロボットのVSシリーズ(VS-068/087)に対応している。
【小間番号・南3-45】
安川電機 超小型ロボットMotoMINI 「MOTOMAN-HC10DT」
安川電機MOTOMAN-HC10DT_01
安川電機は「超小型ロボットMotoMINI」を用いた「トマト選果機システムでの箱詰め」のデモを行い省スペースで高速かつ繊細なタッチによるトマトのハンドリングを実演するほか、人協働ロボット「MOTOMAN-HC10DT」を使用した液体物のデコレーションのデモをを行い、人手作業によるバラツキや異物混入低減を実演する。この6軸垂直多関節型人協働ロボット「MOTOMAN-HC10DT」はアーム部の隙間を確保した"安全設計"で、手や指の挟みこみを防止し、アームを直接持って動かしながら動作を教示する"ダイレクトティーチング"による直感的なロボット操作が可能で、簡単な操作でロボットの教示が出来るスマートペンダントに対応している。可搬重量は10kgで最大リーチ1200mmと様々な食品、動きに対応する。

この他にも生産管理を効率化するデジタルデータソリューションコンセプト「i3ーMechatronics」と、生産現場の自動化を支える各種メカトロ製品を提案する。
【小間番号・南4E-31】
川崎重工業 人共存型双腕スカラロボット「duAro」
川崎重工dualo(2018名古屋ロボデックスで撮影)
川崎重工業は人共存型双腕スカラロボット「duAro」による食品製造プロセスへの適用を紹介する。
@「duAro1」と垂直多関節ロボット「RS010L」の併用による「おにぎりの番重詰め・番重交換を実演する。おにぎりの整列、番重詰め、番重交換まで、業界最速の処理速度による一連の工程の自動化を披露する。
A(duAro1)によるお弁当ふた閉めを実演する。人一人分のスペースで人と同じ動作を再現し、ふた閉めを行う。ハンド交換・再教示なく品種変更に対応可能。
B「duAro2」による製函・箱詰めを実演する。自由度の高い双腕で段ボール箱やワークのサイズ変更にも簡単に対応可能な製函作業と箱詰め作業を実現する。「特設コーナー」では“Easy to Use”を実感できる、「duAro」のプログラミング・操作体験を提供する。

双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」は人と安全に共同作業ができる双腕ロボット。「duAro」は現場作業者一人分のスペースにそのまま収まり、人と協調して安全かつ正確に作業する画期的なロボットだ。。キャスター付のロボット本体(コントローラ内蔵)は設置や移動がとても簡単で、しかも手を取って直接教えることができるダイレクト教示のため、難しいロボット言語やティーチングが不要だ。導入に数週間要したり、技術者が必要だった今までのロボット導入の概念とは全く異なる画期的なロボット導入を実現する。
【小間番号・南3A-31】
開催概要
▽会期・7月9日(火)〜12日(金)の4日間。
▽時間・午前10時〜午後5時。
▽会場・東京ビッグサイト西展示棟1〜4ホール・アトリウム/南展示棟1〜4ホール
▽テーマ・食の技術のニッポン力(りょく)。
▽開催規模・出展者数690社・団体、3157小間
▽詳細はhttp://www.foomajapan.jp/

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