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2019.6.12(水)

NTN
ベアリングのNTNが自然エネ商品「N エヌキューブ」発売。被災地に出動しやすく短時間で自家発電

昨年創業100周年を迎えたベアリングメーカー大手のNTN(大阪市)は、次の100年に向けた新たな柱として自然エネルギー事業を推進している。このほど、将来必ず発生する災害への備えに、機動性が高く、自然エネルギーによる発電装置と蓄電池を搭載し、災害備蓄品等も保管できる「N エヌキューブ」を発売。25年度には50億円の販売を見込む。

同社は自然エネルギー事業で、垂直軸風車・太陽光パネル・蓄電池を搭載した「NTNグリーンパワーステーション」と、買電可能な系統連系用「NTNマイクロ水車」をすでに発売。新製品は、両技術を組み合わせただけでなく、陸・海・空の移動手段に対応する貨物輸送用コンテナ(12フィート)を用いることで機動性を追加した。コンセプトモデルで500万円。

近年、国内ではかつてないほどの災害が発生し、防災・減災への意識が高まっているが、防災備蓄倉庫の整備は人口1万人当たり3台の水準に留まり、非常時における電力確保の体制構築も社会課題となっている。

発電・蓄電装置一式をコンテナに収納したN エヌキューブは、さまざまな輸送形態や悪路輸送に対応し、施工にかかる時間はわずか1時間程度。自然エネルギーを活用する独立電源のため燃料補給することなく電力供給できる。

非常時に情報源として大きな役割を果たす携帯電話の充電なら1日2000台に対応(USBコンセント20口装備)。AC100Vのコンセントもあり、医療用機器、トイレ、冷暖房機器、照明、飲料水のろ過などに利用できる。
さらに100人/3日分の食糧を備蓄可能。個室となる空間は更衣室や授乳室にも活用できる。

同社では、「自治体だけでなく一般住宅等でもニーズがある」とし、既存の販売店のほか、不動産や建築関係などの企業と組んで販売していく考え。

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