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2019.3.25(月)

中部超鋼会
3月15日、三菱電機名古屋製作所工場見学会開催

中部超鋼会(理事長松本優造氏)は3月15日、現場のデータを収集、分析し活用することで生産性向上を進めている三菱電機名古屋製作所の見学を行い、会員10面が参加した。

見学会に先立ち同製作所担当者が「変化するモノづくりのキーワードはIoT」「三菱電機のIoTによるモノづくり」「自社内の取り組み事例」などを紹介。

同製作所では、IoTが広まる以前の2003年から工場データの有効活用に取り組み、現場改善をどう進めるかの活動の中から「e−F@ctory」を構築してきた。

e−F@ctoryとは、IoTを活用し、モノづくりにおけるトータルコスト削減をユーザーに継続的に提案するFA総合ソリューション。これらを構築する技術として必要とされるのが、生産現場での大量データを高速・効率的に収集するネットワーク技術、現場とITシステムを簡単に接続しリアルタイムで処理・整形するFA−IT連携技術、また自動化に必要なセンサ、ロボット技術など制御する制御技術だが、三菱電機ではこれらの製品群のほとんどを生産。このほか三菱FA機器と親和性の高いソフトメーカー、システムインテグレータパートナーなど660社が三菱電機と一緒になり徹底したサポートを行っている。

またAI技術では機器・エッジをスマート化することで、アルゴリズムのコンパクト化で演算量を削減、知見を活用した学習効率化、ビッグデータ分析などを行う「Maisart」AI技術を今後活用していくとしている。

事業説明後、これらを実稼働させ効率稼働、省人化を進めている2014年5月に稼働を開始した「e−4」工場を見学。ここはシーケンサやコントローラ、表示機GOTなどを生産するeファクトリーのモデル工場。IoT管理では、面実装の稼働状況管理、人作業の最適化、人とロボットの協働などを行い、稼働チェックではバリュー・サプライチェーンの最適化を、人作業管理では各人の作業分析と工程見直しから設計変更などまでを管理するなど、現場の課題を見つけラーニングしながら現場の改善を進めている。

工場見学後はワイヤ放電の難削材加工のポイントと題した超鋼材の加工事例と最適加工方法などをレクチャ―。また最近の銅浸炭グラファイト電極が加工スピード、加工効率を大幅に向上させることなどを説明。

見学と質疑応答後、松本理事長が「我々は一品料理が多いが、IoTなどを活用し技能伝承などに繋げ、知恵・ノウハウを付加価値に、モノづくりをパワーアップさせたい。今日は最先端の工場見学とIoT、AIを教えていただき、我々の現場に活用してく」とお礼の言葉を述べ、工場見学を終了した。

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