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2019.3.20(水)

トラスコ中山
3月8日、東京と大阪で株主総会開催。2023年、売上高3000億円へ。物流と情報に投資継続

中山社長(株主総会)
世界最先端の物流システムへのチャレンジを公約
18年12月期に売上高2000億円突破を果たしたトラスコ中山(社長中山哲也氏)は、次の中期目標を「4年後の23年、売上高3000億円」に設定。この達成に向け、全国17か所ある物流センターの在庫50万アイテム化や、主にネット通販企業のニーズに応えるユーザー直送体制を構築するため、継続的な物流システムと情報システムに積極的な投資を行っている。

その象徴的な存在が昨秋開設したプラネット埼玉。同社最大の物流施設であることに加え、最新鋭の物流機器を揃え、“日本最大の工具箱”“ロジスティクスワンダーランド”の異名を持つ。フリーロケーションシステムの導入により高効率な容積管理を実現。「既存のセンターにも拡げていきたい」(中山社長)としている。

実際、一連の投資効果は高く、07年開設のプラネット北関東により、北関東・信州エリアの売上げは、リーマンショック前の同社のピークであった08年比59%増、10年開設のプラネット東北により東北エリアの売上げは同88%増に伸びた。また、ネット通販企業をメインユーザーとするeビジネスルートは、この10年で30倍以上に成長した。

中山社長は「ネット通販企業との取引が急拡大するなか、人海戦術では通用せず、設備投資は避けて通れない」とし、投資の手は緩めない。19年8月にプラネット北関東の増築(投資総額19億円)、同11月にプラネット東北の増築(同70億円)、20年5月にプラネット南関東の建替え(同111億円)がそれぞれ竣工する予定となっている。

また、AIを活用した自動見積もりシステムや、置き薬ビジネスに倣った“置き工具”の「デジタルMROストッカー」、配達状況をリアルタイムに通知するアプリなども今期中に採用していく計画だ。

3月8日、例年通り東京と大阪の2会場で開催された株主総会で、「世界最先端物流システムへのチャレンジ」を掲げ、取締役選任に臨んだ中山社長。「“水・電気・ガス、そしてトラスコ”。インフラのように、日本のものづくりになくてはならない企業づくりを今後も進めていく」と株主らに公約した。また、「3000億円を達成した暁には、積極的に海外市場の開拓を行いたい」との考えを示した。

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