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2019.3.14(木)

北川ダイヤモンド工業
金属とダイヤなど強固に接着する方法を実現。ラボを備えたショールームを開設

北川ダイヤモンド工業(名古屋市中区上前津、社長北川正樹氏、TEL:052-531-1021)が、2年前に発売した宝飾用ダイヤモンドの新ブランド「ANOTHER DIAMOND(アナザー・ダイヤモンド)」では、これまでは接着が不可能と言われていた金属とダイヤなど貴金属を強固に接着する方法を実現し、ジュエリーの新しいデザインの可能性にも繋がると、ラボを備えたショールームを開設するなど積極的な展開を開始した。宝飾部門を担当する専務取締役の北川大輔さんに宝飾ダイヤを始めたきっかけ、今後の取り組みなどを聞いた。

▽ダイヤは一般的には無色透明が多く、またダイヤのほとんどはブリリアントカットで研磨されている。ダイヤモンドの輝きを最高に引き出す研磨方法ではあるが、殆どは同じ形、色となり、多くの人は石の大きさと保証書で購入しているのが実情です。しかし、ダイヤモンドは天然もののため、一つひとつ個性があり、デザインによってはブリリアンカット以外のカットの方が美しさを引出し、石の個性を引き出す場合もあります。

また従来は爪などでの固定が中心で、爪で隠れる部分もあり、石の個性を存分に引き出せていなかった。今回開発したのはそういった石の特長・個性を最高に引き出せる接着方法です。石の色から形、全てを見せることが可能で、また好みの場所に接着できるため、自由なデザインが可能となり、ジュエリーのイノベーションにも繋がる方法と思います。

▽宝飾用ダイヤの分野に入ったキッカケは、工場で工業用に研磨されたダイヤを見て、工業用でも綺麗な輝きを持っていると感じ、サンプルで磨いてもらったダイヤを宝飾デザイナーにプレゼントしたところ、彫金デザインと組合せ製品化してくれた。それが石の個性を引き出していると評価され、石の持つ魅力を再確認しました。一方、個性があってもそれをどう生かすか、試行錯誤を続けた結果、今回、新技術の活用に至ったわけです。ジュエリー部門で新しい世界が拓く可能性を感じています。

▽現在は、好みの色・形のダイヤを選んでいただき、8種類のリングに接着。またもう少しデザイン化したいなどの要望にも、ショールーム内のラボで研磨し、カスタマイズして提供できるのも当社の特徴。当面、リングに特化しますが、これは石の特長を最大限に引き出せるデザインだからです。今後は幅広い展開も考えています。

商品価格は20万円からで、ショールームの営業は当面、土曜日オープンですが、予約があれば平日も開店します。3月にオープンし、半年で売り上げ1千万円を目指します。

ホームページ https://anotherdiamond.jp/

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