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2019.3.13(水)

クリナップ
建材展で「カラーステンレス」の可能性PR

(右)竹内社長
(左)松澤クリナップステンレス加工センター社長
クリナップ(社長竹内宏氏)といえばステンレス製流し台だが、そのステンレス加工技術の要である子会社のクリナップステンレス加工センター(福島県いわき市、社長松澤秀典氏)が「2019建築・建材展」(3月5日〜8日、東京ビッグサイト)に初出展し、堅牢性と意匠性を兼ね備えた独自の「カラーステンレス」をPRした。

カラーステンレスのベースは、キッチンシンクや洋食器に多く用いられるSUS304。最近では建築用素材などにも採用されている。英インターナショナルニッケル社のINCO法を基に、溶液に浸漬することで形成される薄い酸化被膜とステンレス素地界面からの反射光の干渉を利用して、塗装では表現できない鮮やかな発色技術を同社が完成させた。

浸漬時間を制御することでつくりだされる、アンバー、ブルー、ゴールド、レッド、グリーンの5色に、曲げや溶接などの成形加工後でも発色可能なスーパーブラックを加えた6色で展開。ステンレスに施した微細な研磨模様により、趣と重厚感が増すのも同技術の特長だ。最大加工サイズは平板で1・2m×5m。形状物で3m×1m×2・7m。

色だけでなく、ステンレス本来の耐久性・耐候性をさらにレベルアップさせているため、屋内はもちろん屋外でも多彩に利用できる。ブースでは、甲子園球場をはじめとするバックネットや動物園の檻、屋根材等の採用事例のほか、玉虫色に輝くパイプも展示していた。

竹内社長は「カラーステンレスは従来から当社にある技術だが、なかなか認知されていなかった。この出展をきっかけにクリナップがキッチン以外の用途のステンレスも作れるということを広くPRし、将来的には大きな事業としてやっていきたい」と抱負を述べた。

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