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2018.12.19(水)

八十島プロシード
PPS樹脂対応3Dプリンターで受託造形サービス開始

八十島プロシード(兵庫県尼崎市、社長伊藤由香氏)はこのほど、高温環境下における高精細造形を可能にしたアスペクト製粉末床溶融結合装置「RaFaElU 300C-HT」を導入。国内で初めて自社保有装置によるPPS樹脂の受託造形サービスを開始した。初年度、3トンの生産をめざす。

PPS樹脂は、耐熱性、機械的特性、難燃性に優れたスーパーエンジニアリングプラスチックで、PPSによる3Dプリント製品は、高耐熱性、耐薬品性、高強度が求められる自動車、航空宇宙産業、医療機器用途への展開が期待されている。近年、さまざまな産業分野で3Dプリンターによる最終製品の製造が広がっているが、中でも、粉末床溶融結合方式は他の3Dプリンターの方式に比べ高い寸法精度と強度を実現でき、今後急速な市場拡大が見込まれている。

材料として用いるのは、東レが世界で初めて素材開発に成功した粉末樹脂「トレミルPPS」(ポリフェニレンサルファイド)。19年1月16〜18日、東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド」(主催・リード エグジビション ジャパン)で、同樹脂を使用した3Dプリント造形サンプルを展示する。
同社は11年1月から3Dプリントによる受託造形サービスをスタート。ポリジェットや熱溶融積層法(FDM)など、さまざまな造形方式を採用し、技術開発に取り組んできた。現在は6機種、計23台を保有し、さらに大型サイズの造形が可能な「RaFaElU 550C-HT」の導入も決定。樹脂の造形方式においては、ほぼ対応できる体制を整えた。

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