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2018.10.19(金)

パロマ
中島真也新社長 10月17日、名古屋市内で記者会見。「挑戦する企業に」

会見する中島新社長
創業107年、これまで4代にわたり小林家が率いてきたパロマ(名古屋市)の次期社長に決まった中島真也副社長が10月17日、名古屋市内で記者会見をした。「生活に欠かせない製品を提供している以上、開かれた会社であることが必要」という同社のこれまでの考えを踏襲しながら、「失敗を恐れず挑戦し続ける企業文化の醸成に努める」などと抱負を語った。(社長就任は来年1月1日予定)

同氏は現社長の小林弘明氏より3歳年長の52歳。技術畑一筋に歩んできたが、3年前からは経営陣のひとりとして社内のさまざまな意見を採り入れ、小林社長とともに改革を進めてきた。
創業家外からの社長抜擢は同社にとって大きなチャレンジ。オーナー経営には、中長期的な視点や意思決定のスピード面で強みがある一方、社内の風通しという面では弱点となり得るため、数年来の話し合いの末、「懸念を放置せず、会長・社長とも気力・体力がある今こそ交代の時期」と判断した。

今後は小林新会長がグループ全体を俯瞰した成長戦略に注力し、中島新社長が他の海外拠点と同列で輸出を含んだ国内事業を管轄する。

ただ、国内事業の売上げは現時点でもグループ全体の20%弱にすぎず、今後さらに新築住宅着工件数の減少が予測され、経営環境は厳しい。中島新社長は「ビルトインコンロやふろ給湯器の製品寿命は10年以上におよび、(購入時の製品に比べて最新の製品は)利便性や清掃性、省エネ性が格段に進化している。こういった情報発信を積極的に行い、お客様の生活向上に役立つ製品の普及こそが私たちの使命」と述べ、潜在的な取替え需要の喚起に意欲をみせた。

休日はテニスなどに興じるアウトドア派。自身を「物事を客観的に見ることができるほう」と分析、部下からも「指摘が鋭い」と信頼が厚い。

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