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2018.8.3(金)

ダイキン工業
滋賀製作所にモジュールライン19年中に導入。新商品の立上げ、半分に短縮

澤井滋賀製作所長
ダイキン工業(社長兼CEO十河政則氏)は、住宅用空調機のマザー工場である滋賀製作所(滋賀県草津市)に、工程ごとに設計を標準化した設備モジュールの組み合わせによる「モジュールライン」を19年中に導入する。米国工場(稼働17年5月)、ベトナム工場(同18年4月)、堺製作所臨海工場(同6月)に続く4拠点目で、既存工場への導入は初めて。

同社の主力製品であるエアコンは、夏場と冬場で需要に大きな差が生じる季節商品のため、市場規模に応じた生産調整が不可欠。同社は78年から導入したPDS生産方式による多品種混合1個流し生産を愚直に磨き上げることで、生産リードタイムの大幅な短縮を図りながら生産の計画サイクルを早めることに成功、年間を通じて効率のよい生産を実現している。

今回導入するモジュールラインは、さらに生産の柔軟性を高めるもの。検査や搬送など各工程をモジュール化し、この設備モジュールの数を増減することで、生産量の変動に合わせたラインを自在に編成できる。

また、モジュールは標準設計のため、新商品の立ち上げ期間を従来の2分の1に短縮できるメリットも併せ持ち、「グローバルで日本と同じレベルのものづくりを行える生産拠点をスピーディに展開できる」(澤井克行執行役員滋賀製作所長)という。
同社は現在、世界80拠点以上で空調を製造。この17年で海外比率は26%から79%に跳ね上がり、同社の成長を支えている。生産能力増強を全世界で進めており、18年度は過去最高の755万台(これまでは16年度の700万台)を計画している。

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