商工経済新聞社 Home 機械新聞はこちら 管材新聞はこちら
Information
2018.8.1(水)

ジーベックテクノロジー
『バリなきこと』=0・029mm以下。大規模調査で初めて数値化

イベントで大規模調査の結果を発表する服部マネージャー
ジーベックテクノロジー(東京都千代田区、TEL:03-3239-3481、社長住吉慶彦氏)は、長年あいまいだった『バリなきこと』を初めて数値化することに挑戦。金属加工に携わるユーザー約3万人を対象に大規模調査を敢行し、『0・029mm以下』という数字を導きだした。

板金加工の部品図等には、片隅の注意事項に『バリなきこと』と当然のように書かれていることが多いが、どのような状態が『バリなきこと』なのか、実は明確な定義がない。そのため、発注側と受注側で合格ラインの基準が違い、しばしばバリの取り直しを発生させている。

今回の調査は、こういったトラブルを解消するため、8月10日の「バ(8)リ取(10)りの日」にちなんだ啓発イベントの一環で実施したもの。約500人の有効回答から分析した。これによると、『バリなきこと』に測定法を利用しているのはわずか15%で、その約半数が拡大鏡の利用だった。また、『バリなきこと』の合格ラインについては、バリ高さが0・0075mmから0・2mmまで回答に幅があり、平均は0・048mmだった。

さらに、バリの取り直し経験とその企業の基準値の関係性まで掘り下げたところ、『過去に取り直し経験があるが、1年以内はない』と答えたグループの平均値が0・029mmで、『取り直し経験なし』の0・057mmより厳しい基準に設定していたことに着目。このグループを“改善成功層”と名付け、『バリなきこと』はバリ高さ0・029mm以下がひとつの基準になるとした。

同社では、「設計・製造・品質管理で連携して自社基準と測定方法を決める、可能であれば取引先との交渉で自社の基準値を決めるのが理想だが、それが困難な場合は、今回の調査で判明した『0・029_b以下』を参考にしてほしい」とアドバイスしている。

なお、調査結果の詳細は、住吉社長が理事長を務める「バリ取り大学」のホームページ(https://www.deburring-u.com/)で8月10日から公開される。

このサイトに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。サイトの著作権は商工経済新聞社に帰属します。