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2018.6.29(金)

日本金型工業会 西部支部
6月勉強会、製造現場のIoTとAIの最新事例を学ぶ

日本金型工業会 西部支部(支部長山中雅仁氏=ヤマナカゴーキン社長)は6月27日、大阪科学技術センタービルで「工作機械と製造現場の未来〜IoTとAIの最新事例〜」をテーマに月例勉強会を開催、会員ら約30人が聴講した。

山中支部長は「ものづくりの現場ではIoTとAIの取組みが年々増加している。事例が100を超えると普及が急速に進むと言われており、今回の勉強会のテーマに選んだ」と説明。講師は、イーサネットベースのオープンネットワーク「EtherCAT」の開発元で知られる独ベッコフオートメーションの日本法人(神奈川県横浜市)の川野俊充社長と高口順一ソリューション・アプリケーション・エンジニアが務めた。

EtherCATは全世界で4805社が採用。16年にトヨタが全面採用したことで日本でも注目を集めている。さらに同社は、PCベースでマルチPLCシステムやNC軸制御などとともにリアルタイムコントローラを構築できるソフトウェア「TwinCAT」も開発。ふたつを併用することで、従来の方法では実現できなかった「1台のPCで複数のマシン(またはライン)のリアルタイム制御」を可能にする。

事例では、コントローラ部をTwinCATとし、標準CNCと独自の加工ノウハウが詰まったCNCを組み合わせることで、さまざまなユーザーニーズに応えるワイヤー放電加工機(ジョージフィッシャー社)や、ロボット・画像認識装置・切断機・搬送機等を集中制御する独製ブリスター包装自動機、ミクロン単位の加工精度をデスクトップで実現するコンパクトマシン「VISAI」(碌々産業)等を紹介。

川野社長は「@コンパクトA制御ロジックのカスタマイズBネットワーク接続性Cリアルタイム高速性の4点が採用のポインとなった」と胸を張り、「CNC、周辺装置、IoT化をひとつのコントローラにまとめる傾向にあり、機械が汎用プロトコルで接続するのは当たり前の時代。今後は『統合』と『連携』が、ものづくりを発展させる工作機械のキーワードとなる」と占った。

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