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2018.6.15(金)

NEDOと日本地下水開発
国内初、高効率帯水層蓄熱システムを開発。初期導入コスト23%削減・運用コスト31%削減

NEDOと日本地下水開発は、秋田大学、産業技術総合研究所とともに、地下帯水層に冷熱・温熱を蓄え、冷暖房に有効利用できる国内初の高効率帯水層蓄熱システムを開発した。山形市内の事務所建屋の空調に導入した実証実験では、従来のオープンループシステムと比べて初期導入コストを23%削減、1年間の運用コストを31%削減できる見込みが確認できたという。

同システムは、2本の井戸を冬期と夏期で交互利用し、地下水の流れの遅い地下帯水層に冬期の冷熱、夏期の温熱をそれぞれ蓄えるもの。夏期は冷房利用と太陽熱で加温された地下水を温熱として地下帯水層に蓄え、一方、冬期は、その暖かい地下水を暖房利用。暖房と消雪熱源として利用することで低温となった地下水を冷熱源として地下帯水層に蓄える。これにより、システム効率を向上させ、大幅な省エネ化を実現できる。

従来のオープンループシステムでは、熱利用後の地下水を地下帯水層に注入するのが困難なうえ、井戸の維持管理のために行う逆洗運転などが運用コストアップの一因となっていた。同システムでは、密閉式井戸の開発や短期間に低コストで設置する工法を確立することにより、揚水された地下水を逆洗運転することなく、地下帯水層への100%注入を実現した。

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