商工経済新聞社 Home 機械新聞はこちら 管材新聞はこちら
NewProducts
2018.6.5(火)

住友電工
維持管理が容易な排水処理装置開発。9月から販売開始予定

外付け簡易型ポアフロンMBR装置
住友電気工業(大阪市中央区、社長井上治氏)は、畜産環境整備機構の畜産環境技術研究所(福島県西白河郡西郷村、以下 畜環研)と共同で、既存の養豚用浄化槽に外付け可能な簡易型ポアフロンMBR(膜分離活性汚泥法)装置を開発。畜産排水だけでなく、下水処理や各種工場排水の処理など利用範囲は幅広く、今年9月から一般向けに販売開始予定。

従来、畜産排水などの有機成分を含む排水の処理には活性汚泥法とよばれる方法が採用されてきたが、排水水質や汚泥の性状によって分離性能が不安定で、処理水とともに汚泥が流出するなど、維持管理が難しいことが課題だった。

その解決策として、MBRも一部で使用されているが、膜モジュール設置のための改造工事や、汚染度の高い排水を運転管理が難しく、普及が進んでいないのが現状だ。

そこで両社は、ケース内に多数の膜を束ねて収納したケーシング型のポアフロン水処理膜モジュールを使用することで、装置構造がシンプルな同製品を開発。既存設備をそのまま使用でき、短工期で稼働後の維持管理も容易という。

日本中央競馬会の畜産振興事業の助成を受け、畜環研が実施した養豚場の汚水処理実証試験では、安定した汚水の処理性と装置の操作性の維持、細菌・原虫の除去などの衛生面での向上が確認され、その性能が実用レベルに到達していることが実証された。

このサイトに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。サイトの著作権は商工経済新聞社に帰属します。