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2018.5.25(金)

DMG森精機
森社長が記者会見。今後の戦略を語る

DMG森精機(社長森雅彦氏)は5月22〜26日の5日間、同社伊賀事業所において「伊賀イノベーションデー2018」を開催、最新マシンの披露、新加工技術、新アプリケーション提案などを行った。22日には森社長が記者会見を行い、今後の工作機械動向、マーケット事情、グローバルパーツセンターの建設や全世界的な設備改修などで、数年後には機械生産1万5千台、売上6千億円に向けた同社の取り組み、戦略などを語った。

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森社長=全世界とも市場は活況で市況全体の18年度の見通しは+5・9%の予想となっている。また工作機械市場縮小を懸念するEV化もハイブリッド、プラグインハイブリッドを中心にエンジン搭載車は今後2割近い増加も予想されている。さらに市場ニーズの多様化に応えるため自動化、複合化、多軸化がさらに進み、ビジネスチャンスは広がるとみる。

当社の17年の生産は1万1千台で売り上げは4300億円、今年は1万1千5百台、4500億慧遠を見込む。また伊賀、フロンテンの工場改修を進めており、数年後には1万5千台の生産能力を確保、売上も6千億円を予想。

また工作機械単体の伸びに加え自動化やデジタルファクトリーの伸びも大きく、全体では10〜15兆円のマーケットも視野。

当社でも自動化やIoT関連など周辺も含め25〜30年には7〜8億円を目指したい。

森社長=生産能力のアップに併せサービス強化も進める。伊賀に24億円を投資しグローバルパーツセンターを建設、24時間以内のパーツ発送率95%を実現。

DMGMORI東京イノベーションセンタを開設、建物内に野村総研と協業で会員制WEBサイトによるサービスを行うTECHNIUMを設立、IT生産支援、加工エンジニアリング、人材教育などを実施、機械納入後のデジタルプラットフォームとする。

金型分野の深耕に向け金型エクセレンスセンタを伊賀に設立。従来も10%以上が金型分野向けであったが、5軸加工機での金型提案を進める。工具メーカーやCADCAMメーカーとの協業も拡大、新しい加工提案を行う。またAMによる金型の補修や3Dプリンタによる新しい加工方法も深化させる。

70周年事業の一環として全国50社を対象に5軸加工機を1年間貸し出し、能力・効率加工を実体験してもらうほか、その近隣のユーザー向けのセミナーを開催、全国各地で随時「5軸加工体験」を可能とする事業展開を進める。

このほかMORIのエンジニア向けに金属加工・計測研修を行う伊アカデミーを伊賀事業所内に開設。最新加工機42台も新規投入、顧客向けのトレーニング対応力も強化する。

森社長=今回のイノベーションデーには10月から出荷予定で世界初披露のターニングセンタALXをはじめ、高性能主軸を搭載した横形マシニングセンタNHXシリーズの第3世代モデル、高性能で小型の主軸を搭載し加工領域を大幅に拡大した複合加工機NTXシリーズや、デンソー、不二越との協業によるスマートロボットシステム「D−CARY」や「MATRISミニ」でのティーチングレスでの自動脱着等の自動化システムや自動化を支援するDMG森認定の周辺機器まで多彩な提案を行っており、使える技術・デジタルイノベーションまで実感してほしい。

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