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2018.5.17(木)

ヤマザキマザック
いなべ製作所 本格稼働

テストカットエリア&奥がターンキーエリア
大型加工機 組立エリア
ヤマザキマザック(社長山崎智久氏)が三重県いなべ市に建設を進めていた大型5面加工機や5軸加工機を生産する「いなべ製作所」の第1期工事が完了、今春から組み立て工場として本格稼働を開始した。5月16日には代理店や大物加工機のユーザーなど800名を招待してのオープンハウスが開催された。

いなべ製作所の主な概要は、敷地面積約11万5千平方b、延べ床面積約3万3千平方メートル。生産機種は5面加工機FJVシリーズやVERSATECHシリーズ、門型5軸加工機VORTEXシリーズから中小型の5軸加工機VARIAXSjシリーズまでを生産。生産能力は月産約100台。

工場内はA〜Fのエリアで構成され、Aエリアはこれまで工場内に常設できなかった大型加工機によるテストカットやターンキーの確認エリアとした。大型機の能力を100%引き出す切削方法や、最新加工サイクル機能、工具の能力向上のための研究・加工情報の蓄積を行い、ユーザーサービスの充実をさらに進める。

大物工作機械は近年、半導体製造装置や航空機産業、建設機械、エネルギー産業分野においてニーズが増加しており、同社も大型機の短納期対応などに応えるため2016年から同工場の建設を進めていたもの。

大物機械生産に対応するため、同社工場では最大となる天井高さ19メートル、クレーン揚程13メートルとし、大物生産に余裕をもった対応が可能。

高精度な大型機を生産するため床下には1メートルの鉄筋コンクリート基礎を施工、組み立て調整や精度検査時における不要な振動を防止し、高精度・高品質な機械組み立てをサポート。製造品質向上のため、工場内は±1度で管理。さらに置換空調システムがランニングコストを30%削減する省エネ工場となっている。

15キロ離れた加工設備のある精工製作所とはネットワークで接続され、進捗を同期させることで効率的な生産を実行。稼働状況の商事・データ収集にはスムースモニターAXを使い監視及び分析作業を行う。

国内6番目の生産工場となる同工場の稼働に伴い、大型工作機械の生産は美濃加茂製作所から同所に移管。また同工場の稼働により、国内の生産能力は金額ベースで2割増加する。

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