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2018.3.29(木)

中部超鋼会
アマダグループ土岐事業所見学

中部超鋼会(理事長松本優造氏)は3月23日、会員20名が参加しアマダグループ土岐事業所の加工・組み立て工場と昨年9月に稼働を開始した板金加工用金型の全自動工場「T876工場」の見学を行った。

最初に土岐事業所の概要をスライドで紹介。同社の会社概要や高精度機製作、短納期対応などの取り組みをアピール。

アマダグループ土岐事業所は2011年10月に本格稼働を開始、鋸盤からパンチングプレス、レーザ加工機、研削盤など、同社の切削、板金、研削分野の製品を生産。

土岐工場では高精度加工機生産のため温度や振動などの徹底した対策が取られ、工作機械の心臓部といわれるスピンドルなども一貫生産。

加工設備では1ランク上の加工を実現する特注マシンの導入や生産動線も滞留の無いスムースな動きを実現。

また開発・製造段階での問題点をバーチャルに検証できるフロントローディング開発の導入、マシンの性能や操作性などを顕彰するテクニカルセンターなども併設、製造だけでなく加工技術の最新情報発信基地の役割も担っている。

最新鋭自動化IoT金型工場T876工場は100億円を投資し、昨年完成。建屋面積は5500平方b、延べ床面積5820平方メートル。恒温室は23度±1度で温度管理。

T876工場は、全世界で3万台以上が稼働しているアマダ製タレットパンチングマシンの金型を「早く、確実」に提供しようというもので、同工場では5種類のサイズのうち小径タイプ2種を生産。

24時間×365日=8760hからネーミングされた同工場は、最短3時間、当日出荷をコンセプトにした自動化工場で、ロボット40数台や最新機械加工機、IoTがフレキシブル生産、即納を実現した。
 パンチング小径用金型製造システムは、前工程、熱処理、仕掛品工程、完成工程の4工程。主要設備として最新工作機械、検査などの画像処理装置、バリ取り装置、洗浄機、ロボット、AGV、自動倉庫で構成され、セル生産、5感検査の自動化、IoTによる生産工程の見える化、トレーサビリティ管理を行う。

これらによりこれまでの伊勢原工場と比べ、生産能力で1.5倍、PHで4倍、工程要員は三分の一(現在6名)、省エネ化▲40%を実現した。

今後はAI分析による予知保全やウェアラブル端末でのハンドフリーでの確認なども進める計画。

見学と質疑応答後、松本理事長から「海外から安いものが入っている。ただ、同じ機械を入れたからと言って、同品質のものができる事はない。我々は知恵、ノウハウを付加価値に、モノづくりをパワーアップさせたい。素晴らしい工場を拝見、我々も力付けられた」とお礼の言葉を述べ、工場見学を終了した。

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