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2018.3.13(火)

福島ロボットテストフィールド
福島をロボットの一大開発拠点に。4月から順次開所

東日本大震災から7年。大きな被災を被った福島県東部の沿岸地域に、世界で類を見ないロボットの一大開発拠点「福島ロボットテストフィールド」が今春誕生する。

これは、東日本大震災および原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するための「福島イノベーション・コースト構想」に基づくもので、南相馬市の復興工業団地内の約50ha、さらに約13km南下した浪江町の棚塩産業団地の一部を整備。物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空分野のロボットを主対象に、実際の使用環境を再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練が行える。

国内最大の飛行空域と滑走路などから成る「無人航空機エリア」、水没市街地やダム・河川・港湾等を再現する「水中・水上ロボットエリア」、橋梁、プラント、市街地、道路等の構造物の中で想定されるほぼすべての災害環境や老朽化状況を再現する「インフラ点検・災害対応エリア」に加え、各試験の準備、加工・計測やロボットの性能評価のための自然環境や振動、電波に対する試験などが行える「開発基盤エリア」で構成。4月から順次開所する。

開所に先立ち、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、3月5日の大阪を皮切りに、6日に名古屋、9日に東京で、同施設の紹介を兼ねてロボットのシンポジウムを開催。NEDOの宮本和彦ロボット・AI部主査プロジェクトマネージャーは、「ドローン分野や水中ロボット分野など、普段は競合する名だたる日本メーカーがここに集結し、切磋琢磨して技術を磨き合っている。オールジャパンで海外企業に先行したい」とコメントした。

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