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2018.3.9(金)

三菱電機
高精度放電加工機の生産能力増強

三菱電機では名古屋製作所、中国・大連工場において放電加工機シリーズを製造しているが、最近の超精密金型向けの超高精度機MP/MXシリーズの需要増に対応、また安定した製品納期確保のため昨年12月に超精密門型平面研削盤を導入、生産性向上を進めている。導入機のテーブルサイズは4000×2500mmで同社の大型放電加工機のベッドやコラムなどを高精度、高能率に研削できる。同機の導入により生産性は30%向上、MP/MXシリーズなどの高精度機の生産台数を17年度と比べ40%アップでさせるという。

同社は昨年度、放電加工機を全世界で約2400台販売、これは全世界シェアの約30%。名古屋製作所ではワイヤ放電加工機MV−R/S,MP,MXシリーズ、形彫り放電加工機EA−S,EA−V,EA−PSなどのシリーズを製造。そういった中、最近、高精度機の需要が大きく増えているという。

これはEV化対応の大型モータ用金型の精度向上要求や多分野でのモータ需要増加、電子機器、自動車部品での高生産性要求に応える複数一括加工ニーズなどにより、高精度放電加工機の需要が急速に拡大、国内だけでなく海外でも高級機需要が拡大してきている。

同社では高精度加工を確保するため構造性ベッド構造設計、超高精度直動ガイド搭載、超高精度予測組立など精密加工と技能、eファクトリーを駆使し、MP2400ではφ170mmワークで真円度1.6μm、φ80mm h80mmワークの真直度1.3μm/side、超微細 Rz0.6μm加工面などを実現。

MP4800では、ダイプレート加工でピッチ精度±1.2=1.3μmを実現している。

今回の超精密門型平面研削盤導入により、これまで社外で加工していた大物部品加工の内製化、精密部品の摺合せ調整回数の削減、機上計測によるワークの載せ替え回数の削減などにより、生産性は大幅に向上するとのこと。

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