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2018.2.20(火)

サンドビックコロマント
2018年の戦略を聞く

コロマントカンパニープレジデント:高屋政一氏
サンドビック代表取締役社長兼コロマントカンパニーサウスアンドイーストアジアジェネラルマネージャー:マイケル・エネベリ氏

「2017のサマリーと2018のフォーカス」
エネベリ=昨年は後半から大きく回復。全世界的に5〜10%の伸びとなった。特に米国、中国が好調。米国は石油関連、一般機械が、中国は自動車関連のエンジンやギヤ加工分野が好調で10%以上の伸びとなった。アジアではインドの自動車向け、オーストラリアの航空機向けが好調。

高屋=日本は好調な工作機械に引っ張られ一桁後半の伸びとなり、これは初期想定以上の成果。ここ数年取り組んできたチップ関連の伸びも大きい。今年のスタートも全体に順調で、特に工作機械、ロボット、半導体製造装置、またトラックやバスなどの大型輸送機、建設機械にも期待。

エネベリ=今年も中心となる新製品を5〜6点発表予定。新製品開発は毎年10%以上の製品を新しくしてゆくスタンスを続けている。特に今年の注目製品としては、IoTなどに対応するデジタル工具を中心に発表。@切削抵抗センサーを搭載し、最適切削条件を選択する工具を日本でも販売A新しいツールパス、切削方法や5軸機による歯車加工など新加工法の提案B注目度が高いサイレントツール(防振工具)の拡販、などに注力する。

10年ほど前から行ってきた「生産性向上プログラム」(PIP)に全体最適化を付加したPIP/Leanを進める。切削工程だけでなく、つなぎや動線など、リーン手法を取り入れることで全体最適化による加工効率アップを提案背売る。

このほかDMG森精機とのグローバルパートナーシップを今年も拡大、更なる新規顧客獲得につなげる。
高屋=国内における昨年のサマリーは2009年を100とした指数でみると168となりリーマン以降最高の数字。一番の理由は市場の活況に乗り遅れず機会を掴めたこと。成長ポイントは
@代理店、販売店の売り上げがマーケットの伸び以上の指数となった
Aチップ、ソリッドツールの伸び
B15品目の注力製品が大きく伸びた、など。

マイナスポイントは
@PIP/リーンの導入遅れ
Aコロターンプライムの苦戦(予想の半分程度)
B業務プロセスシステム変更時の混乱。

2018年のフォーカスではPIP/リーン展開への再加速や、高付加価値製品の拡大、有望市場・セグメントへの浸透、開拓などを進める。そのためにはデジタルソースを活用し営業力・パートナーシップ・業務プロセス改善などの積極的展開を図ってゆく。

「2018年 新製品投入」
高屋=今年発表の新製品としては、新ブレーカ、内径加工用ヘッドなどを追加した「コロターンプライム」、端面溝入れ工具「GF」、浸炭層の一発加工を行うブレーカ付CBNチップ、高精度クーラントホルダ、カッタボディの内部給油付「コロミル331」などを順次市場に提供してゆく。

「価格改定」
高野=超硬工具の原材料高騰により値上げの動きがあるが、当社でもグローバルの価格体系との乖離が大きくなっている製品もあり、そこの微調整を検討、新定価表を作成する計画。この計画は昨年から議題に上っており、原材料が上がるから値上げをするのではなく、安定供給とユーザーへの付加価値提案を見ながら考えている。

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