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2017.7.28(金)

ロボカップ2017名古屋世界大会
7月27日から30日までの四日間、ポートメッセナゴヤで開催

ロボットとAI技術の研究や発展のためのロボットによるサッカー大会「ロボカップ2017名古屋世界大会」が7月27日から30日までの四日間、名古屋市港区のポートメッセナゴヤで開催され、熱戦を繰り広げた。同イベントは「2050年には人間のサッカーの世界チャンピオンと戦って勝てる自律型ロボットを作る」という夢に向かって、ロボット工学や人工知能などをより発展させる事を目的としたランドマークプロジェクト。

現在ではサッカーだけでなく災害時のロボット応用としての「レスキュー」、日常生活やオフィスでのロボット応用を追求した「@(アット)ホーム」、移動可能な産業用ロボットによる物流や倉庫管理などを競う「インダストリアル」、次世代の技術の担い手を育てる「ジュニア」などの各種競技が行われた。

このほか、「世界青少年発明工夫展」、「愛知の発明の日記念講演会」、「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」、ロボット関連技術、製品、サービスなどを会場内で紹介する「ロボット技術・産業フェア」、トヨタグループ主催し日本のからくり文化、からくりを用いた改善などを実演する「からくり大発見」など多彩な共済行事も併設され、夏休みという事もあり多くの子供たちも熱心に見学、システムブロック作りなどにも参加した。

ロボカップサッカーはラジコンやリモコン操作でなく、ロボットが自律的に判断して行動。サイズや形状によりヒューマノイドリーグ、中・小型リーグ8つのリーグに分かれ腕(足)を競う。

レスキューは自らが情報収集を行いながら、瓦礫や障害物を乗り越え救助活動の情報収集を行うもの。自律ロボットのチームワークによる救助活動をシミュレータ上で行うリーグもある。決勝では予選で用いた21個の小さなフィールドを全て接続した巨大なフィールドで情報収集を行う。

@ホームは、家庭環境に於いて人との暮らしに役立つ作業を行えるかを競う。ドアの開閉やモノを掴み、渡すなどロボットアームやマニピュレーション技術、音声対話、画像認識などの技術も求められる。

インダストリアルはインダストリー4.0を視野に、ロボットによる自動化・自律化 技術を競う。様々な環境下で3台のロボットが複数の素材を複数の加工機械に運び、全体と協調して効率の良い生産のプランニングとスケジューリングを目指す。

ジュニアでは11歳〜19歳以下の子供を対象に、チームでサッカーやレスキュー、オンステージなどに挑戦。最も重視されるのが助け合いながら、チームで力を合わせる共同学習を如何に実現するか。

ロボット技術・産業フェアは、ロボット関連技術、製品、サービスなどを展示・実演して紹介、研究開発をさらに高度化し関連産業の振興、商取引拡大を目指すもので、企業としては岡谷鋼機、CKD、ソニー、THK、トヨタ自動車、パナソニック、富士機械製造、ブラザー工業、三菱電機などが出展、次世代の利用者、技術者にアピールした。

岡谷鋼機はモーションキャプチャー技術を利用したロボット制御、ティーチング不要でロボットを操作する技術、建設現場でごみを自動でカキ集めるロボットなどを展示。

ブラザー工業は「ロボットを作る機械」をアピール。高精度MCが簡単操作でキーホルダを作成、また子供たちにテパを使い実際に金属を加工させる実演などを行い、一日中の人だかりとなった。

三菱電機は3台のロボットで綿菓子づくりやけん玉、輪投げなどを行うコーナーを設け、子供たちにアピール。また同社は中部大学、中京大学とチームを組み、複数の商品をピック&ストアし、正確性と速さを競う「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」にも参加。

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