商工経済新聞社 Home 機械新聞はこちら 管材新聞はこちら
Information
2017.7.14(金)

オーエスジー
宇宙ゴミ除去事業に出資

デブリ除去衛星のモデルを前に
右から山崎直子宇宙飛行士、大沢二郎オーエスジー常務
岡田光信アストロスケールCEO、長峰豊之ANA−HD副社長
オーエスジー(愛知県、社長石川則男氏)は14日、スペースデブリ(宇宙ゴミ)除去サービスに取り組むアストロスケール(本社シンガポールCEO岡田光信氏)に出資、同事業に参画すると発表した。

アストロスケールは2013年に創業、スペースデブリ除去サービスの開発を進めている初の民間企業。これまで産業革新機構、ジャフコ、三菱UFJキャピタルなどの金融投資家から出資を受けてきたが、新たにANAホールディングスとオーエスジーが出資、シリーズCとして約28億円を確保、累計で約60億円の資金調達を達成した。

すでに2つの人工衛星を開発してきたが、2018年初旬までに微小デブリ計測衛星、2019年前半にデブリ除去衛星実証機の打ち上げを行う予定。

宇宙空間には、1cm以上のスペースデブリが軌道内に約75万個浮遊し、宇宙衛星を脅かす深刻な問題になっている。このためデブリ除去は急務とされ、アストロスケールでは同事業の技術実証や事業化を促進している。

オーエスジーは、切削工具メーカーとして宇宙・航空機産業向け工具を製造販売、国内トップクラスの実績をあげている。今回、資本参加したのは、デブリ除去衛星の量産化を視野に支援するのがねらいで「投機的な考えは全くない。10〜20年先に自動車はEV化が進み、切削加工部品が減る。次には宇宙・航空産業がビジネスチャンスになる」(大沢二郎常務)と期待感を高めている。

このサイトに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。サイトの著作権は商工経済新聞社に帰属します。