商工経済新聞社 Home 機械新聞はこちら 管材新聞はこちら
Information
2017.7.13(木)

三菱電機名古屋製作所
第二FA開設センター竣工

三菱電機名古屋製作所(名古屋市東区矢田、所長小山健一氏)が同地内に建設を進めていたファクトリーオートメーション機器の開発・研究棟「第二FA開発センター」がこのほど完成、12日竣工式を行った。投資額は100億円。

同社では2001年にFA開発センター、2008年にはメカトロ開発センターを立ち上げ、海外の研究開発センターと協力しながら世界最高レベルの技術開発を進めてきた。

今回完成した第二FA開発センターは7階建て、延べ床面積は3万1400m2。収容人員は2千400人。新棟は1階から7階までに吹抜けホールを設け、自然換気を使った空調システムを設けたほか、同社のエネルギー管理システムを使いセンサが利用状況や人員の有無などに応じて照明、空調をネットワークでコントロール、省エネを実現。

同棟は「グローバルビジネス、グローバル開発・生産を支えるマザー開発拠点」との位置けで建設され、「コミュニケーションの強化」「エネルギー、時間など効率の追求」「個人のパフォーマンスの最大化」をコンセプトに、多用な使い方ができる空間設置や環境追求も行っている。環境追求では建築物の環境評価基準CASBEE名古屋のトップレベルSランクを取得。

近年、モノづくりの現場では個別の装置、個別のライン個別の工場など「個別最適」の形で品質・効率改善を進めてきたが、ITを活用した全体を俯瞰する「全体最適」で生産性・品質向上を進める取り組みが加速してきている。そうしたなか三菱電機ではFA技術とIT技術を活用した情報の共有化・オープン化により全体最適を実現する統合ソリューション「eファクトリー」を提案。

eファクトリーではネットワークやデータ構造が異なるFAとITシステムをシームレスにつなぎ生産現場データをリアルタイムに活用できるITシステム、エッジコンピューティング、センサや駆動装置、コントローラ、メカトロニクス製品、省エネ製品などがトータルで求められ、市場も大幅に拡大してきている。三菱電機でも2001年の指数を100とした場合、2017年で280、2020年には360までの拡大を予想。

このため拡大し続けるeファクトリーの関連製品を研究開発するステージとして今回第二FA開発センターを建設、製品力強化やeファクトリーアライアンスとの連携強化を進める。

このサイトに記載されている記事・写真の無断転載を禁じます。サイトの著作権は商工経済新聞社に帰属します。