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2017.7.8(土)

日伝
IoTビジネス拡大へ。仕入先対象に3会場で説明会

大阪会場のようす(6月26日)
関連商材を展示
「IoTは大きなビジネスチャンス」と語る福家社長
佐々木本部長が開会のあいさつ(大阪会場)
講師の漆間部長
日伝(社長福家利一氏)はこのほど、東京、大阪、名古屋の同社拠点で、仕入先を対象に「IoT説明会」を開催。3会場合わせて170名が聴講した。福家社長はあいさつで「ロボット等の装置ビジネスが当たり前となった今、IoTは当社にとって大きなビジネスチャンス。いずれ一つの柱となるだろう」と語った。

近年、通信インフラやCPUのパフォーマンス等が進化したことで環境が整い、IPアドレスを持たないモノまでがインターネットに繋がるIoTを活用したビジネスがさまざまな分野で始まっている。製造現場においても、IoTを活用した予知保全や稼働監視による生産性向上や競争力強化に関心が集まってはいるが、知識や理解不足から具体的な導入に至っていないのが現状だ。

そこで同社は、IoTで何が実現できるのか、どうすれば企業活動にメリットをもたらせるかなど、IoT導入への理解の場として今回の説明会を企画した。

講師の漆間哲夫・執行役員FAシステム・環境推進部長は、「設備の構成部品の稼働状態を24時間365日監視するなど、従来できなかったことが実現できる」「自社でサーバーを保有する必要がないため初期投資の負担が小さく、メンテナンスも不要」「AI(人工知能)も月額数万円のライセンス料で利用可能」などとIoTの利点を説明し、さまざまな事例を紹介。

さらに、メーカーサイドに立てば、「機械からの警告信号がメーカーに直接届けば、メンテナンスサービスで差別化でき、装置更新も期待できる」とし、保全で新ビジネスの可能性があることも指摘した。

同社はこれまでも、商社の特長を活かし、多面的な視点から顧客の立場に立った課題解決を提案してきたが、「IoTビジネスは日伝の商社機能が最大限に発揮できる分野」(佐々木一・取締役営業本部長)と見ており、総合展への展示も、1月の「第1回スマート工場EXPO」(東京ビッグサイト)での大反響を機に、IoT中心に切り替えている。

「IoTは、データの〈蓄積〉〈分析〉を司るクラウドやAIなどのサイバー空間と、データの〈収集〉〈活用〉を司るセンサや制御機器等のフィジカル空間の両方が揃って成立し、メーカー1社では完結できない。システム全体のコンサルティング力、コーディネート力が重要となる」と漆間氏は強調。「まずは皆様の工場のIoT化から、そして、製品のIoT化ビジネスで日伝を活用していただきたい」とPRした。

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