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2017.7.8(土)

松浦機械製作所
5軸制御立形マシニングセンタ 「MX-520 PC4」 販売開始

松浦機械製作所(福井県福井市漆原町1-1、社長松浦勝俊氏、TEL:0776-56-8100)は、5軸加工入門機として5軸制御マシニングセンタ「MXシリーズ(MX520/850/330)」をラインナップしているが、自動化をより低価格で構築したいとのニーズに応え昨年「シンプルオートメーションPC10」を発表したが、今回同コンセプトでPC4(フロアパレットシステム)+工具本数90本のパッケージオプションを設定した「MX-520PC4」を追加した。さらに汎用ロボット向けインターフェースを設定することで、ユーザーの幅広い自動化ニーズに応えるとしている。

並行してMX-520の標準仕様を見直し、基本性能の向上を図った。制御装置にファナック製の最新NC装置を搭載、操作性などを大幅に向上。またIoT関連機器との接続を容易にするハード面の改良も行いスマート工場づくりもサポート。

主軸には高い加工能力を持った1万2千回転のMAXIAスピンドルを標準搭載。市場が拡大している難削材加工向けには高トルク仕様モータ(187.0 N・m)を新たに設定、アルミ加工材の高速加工には2万回転仕様など、選択の幅も広げた。

4月26,7日の二日間、同社ショールーム・工場に於いて「Matsuuraイノベーションフェア」を開催、新世代金属3Dプリンタ「LUMEX Avance-25」と小型5軸マシニングセンタのコラボによる金型や航空機部品の最適、最短加工の提案、90本の工具マガジン搭載とシンプルオートメーション「PC-10」による自動化パッケージ、同社の主力マシニングセンタMXシリーズ、MAMシリーズなどを揃え実演・提案を行い、300名を超える来場者が熱心に見学した。展示会では金型、自動車、航空機部品などの加工ユーザーなどが全国から参集、新たな技術・機械とそれによる新たな創造力の実現を実感。

同社の金属3DプリンタLUMEXシリーズは2002年に発表、現在第5世代。昨年には最大加工ワーク600×600×500mmの「Avance-60」を開発。パウダーシートタイプの3Dプリンタでは世界最大級の加工領域を誇る。造形時間を短縮できるよう発振器には1kWのファイバ―レーザを搭載することで1回の照射による造形厚さが100μmに、また金属粉末をテーブルに敷き詰める時間も短縮し、単位時間当たりの造型容量を35ccに大幅拡大した。

今回Avance-25にも大容量の発振器を搭載、造形時間短縮を進めるとともに、金属粉末材料も従来の鉄系だけでなく昨年からアルミ系も造型できるようにするなど、対応範囲を広げた。

今回のショーでは金型製作で切削加工では難しい3次元冷却管を内蔵した加工やガス抜き用のポーラス造形、深リブ加工などを1台で実現。これにより金型を分割でなく一体加工できるようになり、従来の放電加工や組み立て・調整作業が不要で、プログラム時間短縮なども含めトータル加工時間を約50%削減。

更に航空機部品のブリスク内部の中空化や金型の内部ラティス構造化を実現、部品の軽量化や金型の冷却効果アップにつなげることができる。

フェア当日は金属積層後、小型5軸MC「MX-330」にワークを移し仕上げ加工を行い、高精度金型や部品を製作、次世代モノづくりをアピールした。

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